シンデレラといったら知らない人は少ないはず。
作業療法士の視点でシンデレラをICF(国際生活機能分類)の考え方で全体像をとらえてみようと思います。
ICF(国際機能生活分類)については厚生労働省から情報が出ておりますのでこちらをご参照ください↓
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002ksqi-att/2r9852000002kswh.pdf
シンデレラのあらすじ
継母と義姉たちにいじめられていたシンデレラ。ある日舞踏会が開催されることになり、シンデレラは魔法使いの力を借りて舞踏会に参加。そこで出会った王子様と紆余曲折しつつも結ばれる物語。
シンデレラの分析
健康状態
いわゆる「診断名」がないため、健康状態については継母や義姉たちからいじめられていることによる
『ストレス』
と仮定しましょう。
心身機能・身体構造
強みを♭(フラット)、弱みを#(シャープ)として表現します。
♭外見の良さ
♭体の丈夫さ
♭階段を駆け下りても転ばない身体能力
♭足の大きさが唯一無二
身体機能面ではシンデレラの弱みは見つけにくいでしょう。
ガラスの靴がぴったりだったのはシンデレラだけだったから、
よほど大きいかよほど小さいかだったのかも…
むしろほかの女性と差別化できるほどの足の大きさはこの物語のキーポイントになってくるのでしょう。一番の強みと言っても過言ではないかもしれませんね。
活動
#外出に制限をかけられている
#仕事以外の時間が取れない
♭裁縫をはじめとする手仕事が得意
参加
#舞踏会に出席させてもらえなかった
#外に出してもらえなかった
#趣味活動の理解を継母・義姉たちから得られなかった
♭見ず知らずの魔法使いと対等に話せるコミュニケーション能力の持ち主
♭ダンスを踊ることができた
シンデレラのコミュニケーション能力があってこそ
不審者予備軍のような魔法使いとやりとりができたのね
環境因子
#意地悪な継母・義姉たち
#不衛生な生活環境
♭魔法使いに出会えた
♭家の小動物たちが協力的だった
♭近くにかぼちゃが落ちていた
魔法使いに出会えたことがかなり大きな運命の分かれ目だったわ。
小動物もちょうどよい野菜もあって服と交通手段を手に入れたのね。
個人因子
♭夢は必ず願うと信じ続けられた圧倒的強メンタル
♭小動物に好かれるほどの心の優しさ
♭ルールをきちんと守ることができる
#実の両親を亡くしている
シンデレラの人格がいかに素晴らしいのかが分かる個人因子ね。
優しさや気品は失った両親から教わってものかもしれないね。
まとめ
シンデレラは皆さん知っている有名なお話ですよね。
作業療法士としてシンデレラを分析してみると、どれほど彼女のマインドが素晴らしく、心の強い女性だったのかが浮き彫りになりました。
意地悪をされたり、頼ることができない環境だったとしても、自分の心を信じてまっすぐ突き進むことで自分の将来を切り開くことができると教えてくれる代表的な物語ですね。
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